『しろくまちゃんのほっとけーき』

絵本紹介

あらすじ

「わたし ほっとけーき つくるのよ」

しろくまちゃんが、ほっとけーきを作ります!

フライパンとボール、大きなお皿を揃えました。

たまごを落としてしまったり、生地がボールからこぼれてしまったり…

「だれか ぼーるを おさえてて」

”ぽたあん どろどろ ぴちぴち…”

「できた できた ほかほかの ほっとけーき」

こぐまちゃんと食べるほっとけーき美味しそう!

感想

こぐまちゃんの絵本は沢山の種類があるので、見たことがある方も多いのではないでしょうか?

この『しろくまちゃんのほっとけーき』では、見開きいっっぱいに描かれたホットケーキの焼ける場面がとてもワクワクする絵本です。

子どもの頃に父とホットケーキを作った時、表面が少しづつ変わっていくところを間近に見て、”そろそろ完成!”と嬉しかったことを今でも覚えています。

そうして出来上がったホットケーキを家族全員で分け合って食べると、みんなが「おいしい」や「きれいに焼けたね」と言ってくれたことが嬉しい…そんなことを一人暮らしとなった今もホットケーキを作ると思い出して温かい気持ちになります。

ここが好きポイント

卵を落としてしまったり、生地をこぼしてしまったりした失敗も、最後まで挑戦するしろくまちゃん。きっとお母さんが温かく見守ってくれていたから頑張れたのだと考えると、そういった環境はとても大切だなと感じます。

保育園でも、子どもたちが日々様々なことに挑戦する場面を見るのですが、私は成功することが全てではないと考えているので安全を考えながら見守るようにしています。例えば高い巧技台から降りれず困っている子には、横で降り方を見せたり「頑張れ!」と応援します。下手に手を貸してしまうと”自分でできた”と自信がついて、次に降りるときに無理な方法で降りようとして怪我に繋がってしまいます。

見守るって難しいけれど大切なことですよね!

絵本の奥付に…

この絵本にはねらいが書かれていて、

①大きなホットケーキを食べるうれしさ

②ホットケーキができる過程への興味

③自分で作るということの魅力  などで、

そのねらいを感じられる仕掛けがたくさんあります!

絵本の奥付に詳しく書かれているので、ぜひそちらもご覧ください!!

今回ご紹介した絵本は、

『しろくまちゃんのほっとけーき』

森比佐志・わだよしおみ・若山憲(著)

佐藤英和(編)

出版社 株式会社こぐま社 でした。

本の種類:ハードカバーの絵本、

ページ数:22ページ、読み聞かせ時間:約1分半

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