『したじきくんとなかまたち』①

絵本紹介

あらすじ

入学式が終わって、明日から小学校が始まります。

しかし、したじきくんは「ぼく、しょうがっこうにいくの、 こわいよ。 おうちに いたい」と元気がありません。

えんぴつたちは、早く行きたくて明日が待ちきれない様子です。

「きみたちは いいよ。おんなじ えんぴつたちの なかまが いっしょに いるもん。 ぼくなんか、 ひとりっきり」したじきくんは下を向いてしまいました。

ふでばこに入った、えんぴつやけしごむを見て、したじきくんも自分の入れる場所を探すことにしました。

したじきくんは、小学校にいくことが出来るのでしょうか?

感想

初めてのことや、分からないことは誰だって不安や期待でドキドキしてしまいます。

そんなしたじきくんの不安にふでばこやクレヨンたちは優しく、したじきくんの入れる場所を探すところにほっこりしました。

不安に感じた時、必要とされて暖かい気持ちになった、したじきくんの気持ちが表されていて、「ありがとう」や「よろしく」「助かるよ」などの気持ちは、しっかり相手に伝えるべきだと改めて感じました。

最後、「……ぼく、 ノートに はさんで もらっているだけで……なんで たよりに されているのか、 よく わかんないや……」という一言にクスっと笑うと共に、したじきくんを応援したくなりました!

絵本のカバーには二宮由紀子さんから暖かいメッセージもありますので、合わせて読んでみてください!!

次回、ここが好きポイントと読み聞かせについてです。

『したじきくんとなかまたち』続きますので、お楽しみに!

今回ご紹介した絵本は、

『したじきくんとなかまたち』

二宮由紀子(作)、山村浩二(絵) 

出版社 アリス館 でした。

本の種類:普通の絵本、

ページ数:22ページ、読み聞かせ時間:約7分

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