あらすじ
入学式が終わって、明日から小学校が始まります。
しかし、したじきくんは「ぼく、しょうがっこうにいくの、 こわいよ。 おうちに いたい」と元気がありません。
えんぴつたちは、早く行きたくて明日が待ちきれない様子です。
「きみたちは いいよ。おんなじ えんぴつたちの なかまが いっしょに いるもん。 ぼくなんか、 ひとりっきり」したじきくんは下を向いてしまいました。
ふでばこに入った、えんぴつやけしごむを見て、したじきくんも自分の入れる場所を探すことにしました。
したじきくんは、小学校にいくことが出来るのでしょうか?
感想
初めてのことや、分からないことは誰だって不安や期待でドキドキしてしまいます。
そんなしたじきくんの不安にふでばこやクレヨンたちは優しく、したじきくんの入れる場所を探すところにほっこりしました。
不安に感じた時、必要とされて暖かい気持ちになった、したじきくんの気持ちが表されていて、「ありがとう」や「よろしく」「助かるよ」などの気持ちは、しっかり相手に伝えるべきだと改めて感じました。
最後、「……ぼく、 ノートに はさんで もらっているだけで……なんで たよりに されているのか、 よく わかんないや……」という一言にクスっと笑うと共に、したじきくんを応援したくなりました!
絵本のカバーには二宮由紀子さんから暖かいメッセージもありますので、合わせて読んでみてください!!
次回、ここが好きポイントと読み聞かせについてです。
『したじきくんとなかまたち』続きますので、お楽しみに!
今回ご紹介した絵本は、
『したじきくんとなかまたち』
二宮由紀子(作)、山村浩二(絵)
出版社 アリス館 でした。
本の種類:普通の絵本、
ページ数:22ページ、読み聞かせ時間:約7分