『うさぎマンション』①

絵本紹介

あらすじ

うさぎマンションは、屋上付きの5階建て。

24の部屋に科学者、手品師、画家、探偵…色んなうさぎが暮らしています。

噂によると魔法使いもいるらしい。

今日は新しい家族が引っ越してくる日。

ちょっと覗いてみましょう…

感想

1ページ目を開くと、豪華な観音開き(※)から始まるわくわくする絵本です。

24部屋それぞれに住むうさぎたちの暮らしが全面に広がっていて、子どもの頃によくあそんだシルバニアファミリーを思い出すような可愛らしいイラストで、次のページへなかなか進めなくなってしまうほど、1ページづつとても見ごたえがあります。

色んな職種のうさぎさんたちの暮らしを見ることができ、時計屋さんはこんな風に過ごしているのかな?手品師さんはこうやって練習しているのかな?と考えるとイメージが広がって楽しいです。

※観音開き:紙の両端を中側に折ったものを二つ折りにして観音扉のようにする折り方。

この部屋が好き

どの部屋のうさぎさんも好きなのですが…特に好きな部屋は、鳥飼の茶うさぎさん。

二つ下に住む白うさぎさんに恋をしている茶うさぎさんは、白うさぎさんに向けて手紙を書いた後、寝ている間に小鳥さんたちが白うさぎさんに届け二人が顔を赤らめる…素敵なストーリーに心が温かくなりました♡

部屋ごとにストーリーがあり、読み返すたびに色んなストーリーに気付くことができるので、ぜに何度も読み返してほしい絵本です。

このマンションに住んでみたい‼

自分の好きなことをじっくり追求したり、楽しんだあと、みんなで集まってそれぞれの”好き”を屋上で発揮するうさぎさんたち。

きっとこのマンションに住むうさぎさんたちは、みんなの個性・違いも当たり前で、それぞれ良いものと感じているから…好きをもっと追い求めることができ、絵や手品が上手くなったり、家族とゆったり暮らしたりできるのだとおもいます。

私もこのマンションに住んで、みんなの”好き”を聞いたり一緒に楽しんだりしてみたくなりました!

次回は、読む時のポイントや塗り絵についてお話します!

今回ご紹介した絵本は、

『うさぎマンション』

のはな はるか(作) 

出版社 くもん出版 でした。

本の種類:ハードカバーの絵本、

ページ数:36ページ、読み聞かせ時間:約5分

タイトルとURLをコピーしました