『うずらちゃんのかくれんぼ』

絵本紹介

あらすじ

「じゃんけん ぽん!」

「あいこで しょ!」

うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼを始めました。

お互い見つからないよう、体と同じ色の花や木の実に隠れますが、ハチに追いかけられたり、風がふいた、次々起こるアクシデントで見つかってしまいます。

かくれんぼを楽しんでいると、突然雨が降ってきて帰れなくなってしまいました。

「どうしよう」「おうちに かえれないよう」と困っていると、草むらの向こうに大きな影が…!!

「おばけだぁ」と怖がる、うずらちゃんとひよこちゃん。

無事に家に帰ることはできるのでしょうか?

感想

ハチやカエル、カラフルな花が描かれているこの絵本は、うずらちゃんとひよこちゃんが驚いたり笑ったり…2人のやり取りにとてもほっこりします。

内容はとても分かりやすく、2歳児クラスでは「どこに かくれたのかな?」と子どもたちも夢中に探していました。

また、じゃんけんのルールを伝えるきっかけとしても読み聞かせしました。

「もう いいかい」「もう いいよ」と一緒に声を出すと、うずらちゃんたちとかくれんぼしているような気持になれてより楽しめます!

影がお母さんだと気づいた時の表情がなんとも可愛らしかったです。

ここにも注目!!

雨が降り2人が不安になると、その気持ちを比喩するように背の高い草が増えたり、

影の正体がお母さんと分かり安心すると時間の経過と安心した心を表すように空が明るくなることでより二人の気持ちが伝わってきます。

また、お母さんと帰る際に2人がかくれんぼを楽しんでいた場所の全体が見え、どんな場所でかくれんぼをしていたが分かります。

裏表紙では、あそび疲れたうずらちゃんとひよこちゃんがお母さんの側で寝ている姿が描かれています。

ここが好きポイント

うずらちゃんとひよこちゃんがお母さんと家に帰る場面で、きのこの後ろから飛び出したカエルが、”バイバイ”と手を振っているところです。

ぜひ探してみてください!!

今回ご紹介した絵本は、

『うずらちゃんのかくれんぼ』
きもと ももこ 作
出版社 福音館書店 でした。

本の種類:普通の絵本、
ページ数:32ページ、読み聞かせ時間:約4分

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