内容
「これなあに」とともに、白黒の線で描かれた野菜の断面の絵をめくると…
ネギやにんじん、きゅうりなど…馴染みのある野菜の名前とカラーで描かれた断面、野菜の絵が出てきます。
”ふしぎな かたち やさいの おなか”
感想
調理されたものや生の野菜を見ることはあっても、断面をじっと見ることは少ないですよね。
断面が白黒になっていることで、模様が強調されて”こんな形をしてたんだ!”と気付けた野菜もありました。
私が気になったのはトマト!中心から種にかけて黄色っぽい筋で繋がっていることを知りました!
この絵本はクイズ形式になっていて、何度も読む中で自然と名前や野菜の見た目も覚えられます。
材料が分からない料理を食べると考えてみてください…
大人でも戸惑ったり、怖かったりしますよね?
子どもたちも野菜を知れる絵本として、本物の野菜と見比べたり、その野菜で料理を一緒にしたりしても、野菜への興味にも繋がっていきそうですね!!
野菜を何度も食べたことのある大人でも、知らない模様があるかもしれません。
じっと断面を見てみるのも楽しいですよ!
絵本に隠されたひみつ…
①色のついた野菜の断面から白黒の断面を電気にかざして、透かして見ると…?
②野菜の描かれた枠と、題名の描かれたページにあるパレットと、裏表紙を見比べてみると…?
2つの秘密をぜひ手に取って探してみて下さい!!
自由な発想
1歳児クラスで読んだときに「これなあに?」と聞くと「まる!」と答えた子がいて、私は野菜にだけ注目していましたが、そういった答えがあるのか!と自由な発想の大切さを教えてもらいました。
今回ご紹介した絵本は、
『やさいのおなか』
きうち かつ(作・絵)
出版社 福音館書店 でした。
本の種類:普通の絵本、
ページ数:47ページ、読み聞かせ時間:約2分